日本では年間３万人を超える自殺者が出ています。
物質的には歴史上類を見ない豊かな世界を築き上げた人類ですが、テクノロジーの進化に反比例するように、今、私たちの精神は悲鳴を上げています。

ギリシャ時代、医療専門施設のなかに劇場が設置されていたという記録があります。
演劇には病を癒す能力があると考えられていたのです。
心の奥に抑圧され蓄積されて、ついには心のバランスを崩す巨大な感情や欲求。
これを開放し、カタルシス（浄化）させる能力が演劇にあると考えられていたのです。

観客の心に、人生への深い気づきと目覚めを促し、傷付いた心を癒す演劇

そんな演劇を見てみたい、演じてみたいと考え、私たちは研究と訓練を重ねてきました。失われた演劇の役割を回復するため、「人間の心の真実を表現する俳優たちが創る舞台」を目指し、いよいよ「公演」の研究段階へと進みます。

2007年　　設立
2012年4月 第一回公演「A Taste of Honey」
2012年8月 シーン上演+ぷち俳優体験「ドラマトライアル」
以降「ドラマトライアル」を不定期開催

2013年春　新作公演　予定